2006年10月22日(日)「しんぶん赤旗」

長崎・佐世保

米軍弾薬庫内で火災

住民「かねての心配、現実に」


 長崎県佐世保市にある米海軍佐世保基地の前畑弾薬庫内で二十一日午後四時ごろ、火災が発生しました。出火したのは、弾薬庫内の木工所とみられる建物で、午後八時四十分ごろ同基地の消防によってほぼ消し止められました。

 弾薬庫などへの延焼はなく、けが人も出ていないといいます。

 現場では、激しく立ち上がる炎や白煙に向かって、米海軍基地内の消防隊員らが消火活動を行いました。現場付近の海上には米軍警備艇などが数隻警戒していました。

 ゲートは閉ざされ、佐世保市消防局の消防車や隊員らは待機しました。派遣されている消防隊長は、「消防協定では、米軍からの要請があって初めて基地内に入れることになっている。要請があり次第、対応できるように待機している」と語っていました。

 日本共産党の山下千秋佐世保市議が現場に駆けつけると、心配して見守る住民が「弾薬棟でなかったからよかったものの、かねて心配していたことが現実のものになった」と話しました。


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