2006年10月18日(水)「しんぶん赤旗」

中国外務省

責任もち決議執行

「最終目的は半島非核化」


 国連安全保障理事会が十四日、北朝鮮制裁決議一七一八を採択したことを受け、中国は十七日までに、北朝鮮に対する貨物検査を実施し、金融面での措置をとるなど、決議実行に具体的に踏み出すことを表明しました。


 【北京=菊池敏也】中国外務省の劉建超報道官は十七日の記者会見で、国連安保理決議一七一八に基づく中国の措置について、「中国は真剣に、責任をもって安保理の関係決議を執行する」と表明しました。

 さらに「決議は金融分野でも明確に規定している。各国は規定に基づき措置をとる義務がある」と述べ、北朝鮮に対し送金停止などの措置をとったことを事実上確認しました。

 同報道官はまた「最終目的は制裁ではなく、朝鮮半島の非核化の実現だ」と指摘。六カ国協議の早期再開の条件づくりには「適切な措置と正確な行動」が必要だと強調しました。

 北朝鮮が近く二回目の核実験を行うと報じられていることに対しては「断固反対」を表明。安保理決議で示された国際社会の呼びかけに、北朝鮮が積極的に呼応するよう強く求めました。


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