2006年10月3日(火)「しんぶん赤旗」

「軍事優先姿勢に憤り」

沖縄市長、日米政府に抗議


 米軍の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の装備品が二日未明に嘉手納基地に搬入された問題で、沖縄市の東門美津子市長は二日午前、那覇防衛施設局、外務省沖縄事務所、在沖縄米総領事館などを訪ね、配備の強行に抗議しました。

 同市長は「これまで地元には一切の説明がないどころか、在日米軍再編の日米合意以降、本市の再三にわたる情報提供や説明要求にも応ぜず、配備を強行していく日米両政府の軍事優先の姿勢に憤りを覚える」と強調しました。

 その上で「PAC3の配備は、基地機能の強化はもとより、市民に新たな不安と負担を与えるものであり、配備に向けて一方的に配備が整いつつあることは、はなはだ遺憾であり、沖縄市として重ねて米軍および日本政府に対し強く抗議する」と訴えました。


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