2006年10月1日(日)「しんぶん赤旗」

きょうから制度改定

高齢者・障害者に負担増


 1日から国民生活に直結した制度改悪などが実施されます。70歳以上の高齢者が支払う医療費の自己負担が引き上げられ、施設利用料の原則1割負担が障害児にも適用されます。

 【高齢者の医療費負担増】療養病床に長期入院する70歳以上の高齢者の食費・居住費が自己負担に。70歳以上で現役並みの所得がある場合、窓口負担が現行2割から3割にアップします。現役並み所得とは、課税所得額が年間145万円以上で、夫婦世帯で年収520万円以上、単身世帯で同383万円以上です。

 高齢者のくらしを一段と圧迫します。

 【出産一時金引き上げ】健康保険から支給される出産育児一時金を、赤ちゃん1人につき30万円から35万円に増額、親が分娩(ぶんべん)費を立て替える仕組みも改めます。

 【障害者自立支援法が本格施行】4月からの障害者施設に続き、改悪児童福祉法に基づく「障害児施設」の利用料も原則1割負担にされます。障害の程度区分(6段階)に応じ市町村が決めるサービスの支給が始まります。

 【認定こども園法施行】「認定こども園」制度が正式に発足。親の就労に関係なく0―5歳のすべての就学前児童を対象に、幼児教育と保育サービスを一体的に提供するとしています。


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