2006年9月13日(水)「しんぶん赤旗」

葛飾ビラ弾圧

再び無罪勝ち取ろう

守る会が報告集会 高裁に向け決意


 東京都葛飾区のマンションに日本共産党のビラを配布したとして住居侵入罪に問われ、東京地裁が無罪判決を出した葛飾ビラ配布弾圧事件で、被告となった僧侶の荒川庸生さん(59)を支援する「ビラ配布の自由を守る会」は十二日、葛飾区内で報告集会を開きました。

 同事件は、検察側が不当にも控訴したために、今後、審議の場を東京高等裁判所に移してたたかわれます。

 約二百人の集会参加者らは、高裁に向けて公正な審理を求める「集会決議」をあげ、高裁で新たな無罪判決を勝ち取る決意を固めあいました。

 中村欧介主任弁護人が地裁判決の意義と今後の高裁審理の見通しについて報告。「地裁判決は、毎回傍聴席をうめた、みなさんや、たくさん寄せられた署名が力になった。ビラまきは社会通念上、犯罪でないとした判決を、高裁の第二ラウンドでも勝ち取ろう。ますますの支援をお願いします」と呼びかけました。

 荒川さんは、「言論・表現の自由は私たちのかけがえのない権利。なぜこれが犯罪なのかという『市民常識』で裁判所を包囲し、もう一度高裁で勝利を勝ち取りましょう」と決意を表明しました。

 集会には、国公法弾圧堀越事件の堀越明男さん、東京・立川ビラ配布事件の市民団体代表、世田谷国公法弾圧を許さない会の藤巻一世事務局長が駆けつけ、連帯のあいさつをのべました。


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