2006年9月10日(日)「しんぶん赤旗」

教育基本法改悪阻もう

全国・石川革新懇が集い

石井副委員長と海老名さん講演


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(写真)全国革新懇と石川革新懇の結成25字周年を記念して開かれたつどい=9日、金沢市

 全国革新懇と石川革新懇は九日、金沢市観光会館で結成二十五周年記念のつどい「9・9未来をみつめて」を開き、会場いっぱいの六百五十人が参加しました。

 エッセイストの海老名香葉子さんが「平和いつまでも」と題して、東京大空襲で一家六人を亡くした戦争体験を涙ながらに語り、「二度と私のような戦災孤児をつくらないでほしい」「憲法九条を守りましょう」と訴えました。

 「いま政治は変えられる」と題して講演した日本共産党の石井郁子副委員長(衆院議員)は、先の国会で教育基本法改悪法案を成立させなかったことを踏まえて、「国民世論と国民運動が日本共産党の論戦と結びつくなら、政治を動かすことができる」と述べました。

 自民党も民主党も、戦前の天皇制をささえた教育勅語をほめたたえているとした石井氏は、教育基本法改悪のねらいが、「国民に国防の責務を課そうとし、教育で徹底させようというもの」と述べました。

 石井氏は、「“弱者にムチ打つ”自民党に教育を語る資格はない」とし、自民党総裁選にふれて、「安倍氏は“靖国史観”をもち、歴史を逆行させる危うさをもっている」と指摘しました。

 石井氏は、国民のさまざまなたたかいが大きく前進しており、「まさに革新懇出番の情勢」と強調。平和・民主主義・生活向上の三つの共同目標をかかげた共同行動の前進に向けてともにたたかう決意を表明しました。

 「平和の大切さを痛感しました。海老名さんの話にじーんときました」(五十七歳女性)の感想が寄せられました。


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