2006年8月16日(水)「しんぶん赤旗」

問われるのは歴史観

靖国参拝で穀田氏主張

テレビ番組


 日本共産党の穀田恵二国対委員長は十四日、テレビ朝日系番組「たけしのTVタックル」に出演し、靖国参拝・A級戦犯問題などについて各党の国会議員らと討論しました。

 番組では、安倍晋三官房長官が四月に靖国神社に参拝していながら「行った、行かなかったということについて述べるつもりはない」と発言していることを紹介。自民党の高市早苗衆院議員が「ひっそりと参拝したのであれば、非常に奥ゆかしい純粋な気持ちでの参拝だったのだと思う」と述べました。これに対し穀田氏は「政治家として、どういう立場なのか、特に歴史観について堂々と発言すべきであり、無責任だ」と批判しました。

 番組では、小泉首相の「(靖国への参拝は)いつ行っても同じだ」との発言が紹介されました。穀田氏は「いま靖国問題の一番の核心は、あの戦争が正しかったのかという歴史観・戦争観が問われていることだ。そんな時に参拝すると言っているのは間違いだ」と述べ、「靖国神社は追悼の場ではなく、“英霊”の武勲を顕彰する場だ」と指摘しました。


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