2006年8月16日(水)「しんぶん赤旗」

閣僚・議員も靖国参拝

自民・民主など


 小泉純一郎首相が靖国神社の参拝を強行した十五日、中川昭一農水相と沓掛哲男防災担当相が同神社を参拝したほか、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・瓦力元防衛庁長官)が集団参拝するなど、自民党、民主党、国民新党の国会議員が靖国参拝を行いました。参加者からは小泉首相の参拝を称賛、擁護する発言が相次ぎました。

 「みんなで参拝する会」の集団参拝には衆院議員三十四人、参院議員二十二人が参加。閣僚の参加はありませんでしたが西野あきら経済産業、櫻田義孝内閣府、中野清厚生労働の各副大臣が参加しました。民主党から二人、国民新党から一人が参加しました。

 参拝後の記者会見で瓦会長は小泉首相の参拝について「私たちの願望にこたえていただいた」と評価。中国・韓国からの批判に対して「(首相は)それらのことよりも、亡くなられた方々に対する尊崇の念を持ち、新たな出発を期待してお参りしておられる」と首相を擁護しました。

 また自民党の新人議員でつくる「伝統と創造の会」(会長・稲田朋美衆院議員)が七人で参拝し、自民党若手・中堅議員でつくる「靖国参拝を支持する若手国会議員の会」(会長・今津寛衆院議員)も三役で参拝。首相参拝について「非常に意義のあること。次の総理も、次の次の総理も参拝してほしい」(稲田氏)、「きぜんとして立派な行動だ。(中韓の批判は)別問題」(今津氏)などとのべました。


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