2006年8月6日(日)「しんぶん赤旗」
原水爆禁止世界大会
海外代表「平和行進導入したい」
各地の草の根運動を交流 分科会
原水爆禁止二〇〇六年世界大会・広島二日目の五日、「すみやかな核兵器廃絶のための行動と共同―草の根運動の交流」をテーマにした第一分科会は、四会場で真剣な討論を交わしました。
第一分散会には、海外代表を含む約百二十人が参加。草の根からの運動と国連を結ぶ署名「すみやかな核兵器の廃絶のために」や国民平和大行進について各地のとりくみが報告されました。
山口県原水協代表は、県内の署名目標を前回の到達より引き上げ、地域に入って署名を集める活動を紹介。事前にビラを配ってから訪問し、岩国市内では七月に米軍岩国基地の爆音被害が大きい地域の千戸を訪ねました。「署名を大きく広げたい」と話しました。
東京原水協代表は、足立区内で署名推進委員会をいち早く設け、署名数も都内で最もすすんでいると報告。群馬県の碓氷・安中原水協の代表は、署名した全員に礼状を送っているとのべました。
岡山県の赤磐原水協の代表は、平和行進に参加できない人たちの思いもつなげようと役所などの協力も得て市民に千羽鶴を折ってもらい、海外代表に託す活動を紹介。東京から広島まで歩いた男性(57)が行進のなかで署名や募金を訴えた活動と反響を報告すると、インドの代表は「平和行進には強く訴える力がある。署名も募金も集め、お手本になる。私たちも導入したい」と関心を寄せました。