2006年8月6日(日)「しんぶん赤旗」
原爆症認定 法整備へ決意
党代表、被爆者見舞う
日本共産党の井上哲士参院議員、春名なおあき参院比例候補、中林よし子衆院比例中国ブロック候補、辻恒雄広島県議らは五日、広島赤十字・原爆病院、広島原爆養護ホーム舟入むつみ園、福島生協病院を訪ね、被爆者を見舞いました。
原爆病院では九十四歳の女性に対面。中林氏が「お具合はいかがですか」と訪ねると、女性は「歯が弱いだけで元気です。先生や看護師さんに親切にしてもらっています」と語りました。
中林氏が「百歳を越えてもお元気で」と花束を渡すと、女性は「もったいないことです」と答えていました。
春名氏が、原爆症認定訴訟の広島地裁判決に触れ、「被爆者の方々を救済できる法整備を頑張りたい」とのべました。
むつみ園では片山登園長らと懇談。片山園長は県内被爆者の施設待機者が千百人にのぼると紹介。その上で「施設内に十四のサークルがあり、みんな楽しく過ごしています。訪問される学校の生徒さんに被爆体験を語って、ともに涙するときは、これが本当の平和教育なんだと実感できる」と話しました。
その後、被爆者百十人と対面。井上参院議員があいさつしました。
福島生協病院では齋藤紀院長が応対。齋藤院長は「国の認定基準を粉砕した上での全員勝訴。ホッとしている」と語りました。