2006年8月5日(土)「しんぶん赤旗」

平和行進 広島に集結

のべ8千キロメートル “願い託され、励まされ”


 北は北海道・礼文島、南は沖縄から、「核兵器のない平和で公正な世界を」と訴えてのべ十万人が歩いた「二〇〇六年原水爆禁止国民平和大行進」が四日、広島市中区の平和記念公園前に到着、集結しました。全国幹線十一コースにわかれ、全自治体の七割、のべ八千キロメートルを歩きました。

 沖縄―広島コースの通し行進者、浅田健司さん(64)は、基地の集中する沖縄県から二カ月かけて歩いてきました。

 「基地のすさまじさを実感。沿道で二十五枚の署名用紙がすぐ埋まり、九十、八十歳代のお年寄りが先頭を歩いてくれる。激しい雨の日も百人が参加してくれました。励ましにいったはずが励まされた」といいます。

 東京―広島コースの箕輪幹夫さん(57)は、沖縄についで基地が集中する神奈川県の出身。「原子力空母母港化反対、核兵器廃絶、憲法守れの願いを託されて歩いてきました。疲れはありません」と元気いっぱい。

 米艦載機の岩国移転について「岩国に移しても解決にならない。岩国市民の皆さん、原子力空母母港化反対でたたかう私たちと連帯して頑張りましょう」と語りました。

 六百人が参加した集結集会には、他コースの通し行進者、高木博文さん(60)、浜田種樹さん(69)、竹田昭彦さん(60)、柴崎康夫さん(63)も参加。参加者は原爆ドームに向かって一分間の黙とうをささげました。秋葉忠利市長からメッセージが寄せられました。


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