2006年8月3日(木)「しんぶん赤旗」
プール事故
針金使用数年前から
現場責任者も下請け社員
![]() (写真)献花する塩川議員(中央)と守屋県議(左)=2日、ふじみ野市 |
埼玉県ふじみ野市の市営プールで小学二年、戸丸瑛梨香ちゃん(7っ)が死亡した事故で、流水プールの吸水口のふたを数年前から針金で固定して応急修理していたことが二日、わかりました。運営を委託された太陽管財の下請け会社、京明プランニングと、ふじみ野市が記者会見であきらかにしたもの。
同市などによると、ことしのプール開業前に、前年につけられていた針金の交換をおこなったといい、「交換は七月五日に流水プール側壁の清掃がおこなわれたさいではないかと推測される」と説明しています。
針金での固定は、昨年十月の旧大井町と上福岡市の合併前から長年にわたっておこなわれており、下請けを任された京明プランニングはふたとボルト穴が食い違っているため、改善を行政当局に知らせていたといいます。しかし、同市は「聞いていない」としています。
同市は、太陽管財社員だと説明していた同プールの現場責任者をはじめ、技術者、看護師らも京明プランニングの社員だったとして、安全管理を下請け業者に丸投げしていたことを認めました。また、吸水口のふたの安全確認などをもとめる国や県の通知も委託先に伝えていなかったことを認めました。
記者会見した島田行雄市長は「(プールの安全管理の)チェックリストが不備だったところに問題がある」「見過ごしたことは責任がある」とのべました。


