2006年7月30日(日)「しんぶん赤旗」
人権守る活動発展へ
国民救援会全国大会始まる
国民の人権を守り、警察の弾圧による裁判や人権裁判などを支援する日本国民救援会の第五十三回全国大会が二十九日、滋賀県大津市で始まりました。
山田善二郎会長はあいさつで、「この間、憲法改悪阻止などの民主的課題で各団体と協力して活動するとともに、裁判でも多くの成果をあげてきた。戦争する国づくりという政治の反動的動きと一体となって国民の権利を奪う弾圧の動きが様変わりしてきており、これに抗してたたかうとともに、強大な救援会に発展させよう」と訴えました。
日本共産党の吉井英勝衆院議員が来賓あいさつ。国会質問で戸別訪問やビラ配布を禁止しているのは日本しかないとの答弁をえたことを紹介し、人権と民主主義を守る闘争での救援会の奮闘に敬意を表するとのべました。そして、「通常国会では、四つの悪法阻止で奮闘、みなさんとともに成果もあげたが、ひきつづき教育基本法改悪、憲法国民投票法制定、『共謀罪』法案を許さず、国民生活と民主主義を守るためともに全力をあげたい」と決意を表明しました。
大会は、三十一日までの三日間、ビラ配布事件などの裁判勝利、憲法を守り人権を擁護する救援会の活動方針などを討論します。

