2006年7月29日(土)「しんぶん赤旗」
失業率悪化4.2%
6月0.2ポイント増
総務省が二十八日発表した労働力調査(速報)によると、六月の完全失業率は4・2%に悪化し、前月に比べ0・2ポイント上昇しました。五カ月ぶりの悪化です。
男性の失業率は、4・2%と前月と同率でしたが、女性の失業率が0・4ポイント上昇して4・2%となったことが、全体の失業率を引き上げました。
新たに求職活動を始めたり、転職を希望する女性が大幅に増加したことが要因となりました。
完全失業者を求職理由別で見ると、「新たに収入が必要」とする人が前年同月に比べて四万人増えて、四十一万人となりました。
家計の困窮による求職者の増加などが失業率を引き上げています。