2006年7月26日(水)「しんぶん赤旗」

一時帰宅時間 長くして

京丹後市住民が要望

成宮参院予定候補ら調査


 京都府北部各地で大雨による土砂崩れなどの被害が出ている問題で二十五日、日本共産党の成宮まり子参院京都選挙区候補や、梅木紀秀、久守一敏の両京都府議らが、京丹後市の災害現場などを調査しました。

 調査には、日本共産党の松田成溪、森勝の両京丹後市議、吉田さゆみ衆院京都5区候補、荒田保次府議候補・丹後地区委員長が同行しました。

 十九日に墓地の崩落で二人が亡くなった市丹後町間人(たいざ)の現場では、成宮候補らが手を合わせたあと、復旧作業の進むなか市職員とともに墓地まで上がり、災害の状況や避難指示地域などの説明を受けました。

 その後成宮候補らは、市現地対策本部のある丹後地域公民館で、対策本部長の荒田裕安助役や市丹後市民局の山本邦昭局長らから、避難世帯数や食事の状況、避難指示解除の見通しなどをたずね、高齢者へのケアなどを要請。府の土砂災害監視システムが「避難」の警告を出したにもかかわらず、住民に避難の指示をしなかった市の対応について説明を受けました。

 成宮候補らは、避難者から要望を聞き、災害現場のすぐ近くという女性(76)からは、「四十年住んできましたが、こんなに恐ろしい思いをしたのは初めてです。一時帰宅が一回十五分では短い。もっと長くしてほしい」などの要望が寄せられました。

 成宮氏や梅木、久守両府議らは伊根町役場や宮津市から伊根町に向かう動脈の国道養老トンネル入り口付近での隆起現場を、日本共産党の石井清英、芦原サカ江の両伊根町議と調査。現場責任者から二十七日には仮設道路が開通する見通しであることを聞きました。


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