2006年7月17日(月)「しんぶん赤旗」

民医連有志後援会が代表者会議

選挙勝利へ 市田書記局長が講演

患者の苦難解決に立ち向かう活動は、共産党とも共通


 来年のいっせい地方選挙、参院選挙での日本共産党の躍進をめざし、全日本民医連有志日本共産党後援会の各県連・事業所代表者会議が十五、十六の両日、新潟県で開かれました。全国から後援会役員ら約百人が参加、日本共産党の市田忠義書記局長が記念講演しました。


 同後援会の肥田代表世話人が開会あいさつし、医療関係者の中に日本共産党への期待が広がっており、医療を守るために党の躍進めざし奮闘しようと訴えました。

 市田氏は「自民・公明の小泉政治で暮らしと日本はどうなったか」と語りかけ、社会的格差と貧困の広がり、社会保障の破壊、庶民大増税、小泉首相の靖国参拝問題、米軍再編など、政治のゆがみとゆきづまりが広がっていることを解明しました。

 そのもとでの民医連の活動にふれた市田氏は、医療改悪反対では百三十万人分の署名を集め、悪法の実施を許さず、たたかっていることや、「療養病床削減反対」を全国九千病院に要請し三百近い賛同を得た活動を高く評価。「患者や国民の苦難解決に立ち向かうところに民医連の魂がある。それは日本共産党とも共通するところだ」と語りました。

 国会論戦で政治を動かしている日本共産党の議席の値打ちを強調。小泉政治との対抗軸を示せない民主党にもふれ、「暮らしや平和の危機を解決し打開の展望をもっているのは日本共産党しかない」とのべて、来年のいっせい地方選挙と参院選挙での躍進を訴えました。

 大河原貞人事務局長が活動提起。(1)全職員と共同組織の仲間すべてに働きかけ、後援会員を広げ、対話・支持拡大をすすめる(2)学習を重視した創意的な後援会活動(3)負担増など国民の怒りにかみ合った機敏な宣伝行動(4)「しんぶん赤旗」の読者拡大に取り組む―などを呼びかけました。

 各地の後援会から活動が報告されました。大阪の府後援会役員は、東大阪市長選挙の取り組みを紹介し、国民の政治的変化を実感しているとして、来年の選挙での勝利へ向けただちに活動を強めると語りました。

 福井では、学習や医療改悪反対などのたたかいを通じて政治や社会を考える日常的な取り組みを重視し、若い世代に党や後援会を広げています。

 東京のある事業所の後援会役員は、元区医師会長が医療改悪反対の署名を集めて送付してきたり、増税反対の宣伝に大きな反響が寄せられるなど、悪政への怒りが広がっていると指摘。地方選挙の経験から党の役割を語ることの大切さを痛感したと話しました。


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