2006年7月12日(水)「しんぶん赤旗」

中国主席 六カ国協議復帰求める


 【北京=菊池敏也】中国の胡錦濤国家主席は十一日午後、北京の人民大会堂で北朝鮮の楊亨燮最高人民会議常任副委員長が率いる友好代表団と会談し、ミサイル発射問題で北朝鮮に自制を強く求めるとともに、六カ国協議への早期復帰を促しました。北朝鮮代表団は、中朝友好協力相互援助条約の締結四十五周年の記念行事への出席で同日北京入りしていました。

 新華社の報道によると、胡主席は、中国が北朝鮮の隣国として、ミサイル発射に「重大な関心」を持っていると表明。朝鮮半島の平和と安定を維持し、対話と交渉を通じて朝鮮半島にかかわる問題を平和解決するために、中国は一貫して努力してきたと指摘し、「われわれは朝鮮半島情勢を緊張させるいかなる行動にも反対する」と述べました。

 楊副委員長は、「今後も変わることなく、中国とともに両国関係をさらに発展させ、朝鮮半島および地域の平和と安全を擁護するために努力したい」と述べました。


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