2006年7月11日(火)「しんぶん赤旗」
原爆碑前座り込み300回
広島市原水協
雨の日も雪の日も 核兵器NO
広島市原水協(中本康雄筆頭代表理事)が核兵器廃絶と被爆者援護を求める「6・9行動」として毎月、中区の原爆碑前で開いている「座り込み学習会」が九日、二十五周年の通算三百回目を迎えました。
毎月六日以後の最初の日曜日に午後零時十五分から三十分間、一九八一年八月から続けてきたもの。「第300回座り込み学習会」と書いた横断幕を掲げて、暑い日ざしの中、五十人余りが座り込みました。
原爆碑に黙とうした後、金子秀典事務局長が「八一年八月の『原爆の日』を前にして、フランスがムルロア環礁で核実験を、アメリカが十回目の地下核実験をやったことに抗議して座り込みを始めた。雨の日も雪の日も、一回も欠かさず続けてきた」とあいさつ。
中本筆頭代表理事と県被団協の吉岡幸雄事務局長が、カナダのバンクーバー市で先月開かれた「世界平和フォーラム」に参加したことを報告。「憲法九条は人類共通の宝」という分科会では、バンクーバー市民がつくった「九条の会」と交流し、被爆の実相を伝えたことを紹介しました。