2006年7月11日(火)「しんぶん赤旗」

基地強化の実態調査

党国会議員団 沖縄各首長と懇談


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(写真)伊波洋一・宜野湾市長(右から2人目)からヘリ墜落当時の状況の説明を受ける党国会議員団=10日、宜野湾市沖縄国際大

 日本共産党国会議員団の沖縄基地問題調査団(団長・穀田恵二国対委員長)は十日、県庁で牧野浩隆副知事と面談したのを皮切りに宜野湾市、北谷町、嘉手納町、沖縄市を訪れ、各首長から実情を聴き、率直な意見交換を行いました。

 穀田氏は意見交換の場で「米軍再編問題で矛盾が集中している沖縄の実情を聴かせてほしい」とあいさつしました。

 宜野湾市では嘉数高台で普天間基地を望みながら伊波洋一市長から説明を受け、沖縄国際大のヘリ墜落現場を視察しました。伊波市長は、渡米して米国の上院議員が普天間基地の実情に驚いたという経験もふまえ「市街地のど真ん中に基地がある危険な状況は一刻の猶予も許されない。われわれは基地強化にノーといい続ける」とのべました。

 北谷町では返還された基地の跡地利用の模様やキャンプ桑江、同瑞慶覧などを視察。野国昌春町長と懇談しました。

 嘉手納町では嘉手納基地を「道の駅かでな」屋上から視察した後、町役場で宮城篤実町長と懇談しました。宮城町長は「この爆音をどうにかしてほしいというのが住民の願いだ」と力説し、嘉手納基地配備と報道されているパトリオットミサイルに対し北谷町、沖縄市とともに反対する姿勢を改めて強調しました。

 沖縄市では東門美津子市長とあいさつを交わし、市当局から説明を受けました。

 穀田団長以外の調査団メンバーは次の通り。

 赤嶺政賢、高橋千鶴子、笠井亮各衆院議員、井上哲士参院国対委員長、仁比聡平、小林みえこ各参院議員


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