2006年7月11日(火)「しんぶん赤旗」
北朝鮮問題
国際社会が一致して結論を
安保理決議めぐり市田氏
日本共産党の市田忠義書記局長は十日、国会内で記者会見し、北朝鮮のミサイル発射で、日本などが国連安全保障理事会に提出した制裁決議案に中国、ロシアなどが慎重姿勢をとっていることについて記者団に問われ、「まだ交渉中の話で状況の変化もあるだろうが、どの国も六カ国協議の再開という点では一致している。国際社会のコンセンサスとして、六カ国協議の再開という方向で安保理の結論が集約されることを願っている」とのべました。
市田氏は、日本共産党の第二回中央委員会総会で志位和夫委員長が幹部会報告や結語でのべた北朝鮮のミサイル発射問題に対する基本的立場を強調した上で、「大事なことは、国際社会が一致して、六カ国協議という対話の場に出てきなさいといって北朝鮮を包囲するのか、国際社会が不一致のまま臨むのかだ。日本政府はよくその点を考え、国際社会が一致して、北朝鮮に対して六カ国協議に復帰すべきだという方向での結論が出る努力をしてほしい」とのべました。