2006年7月3日(月)「しんぶん赤旗」

九条かえたらいかん

愛知で集い

中日球団元代表・佐藤毅さんら講演

　愛知県津島市の津島市文化会館で二日、海部津島平和の集い「やめやぁ戦争　九条かえたらいかん」が開催されました。主催は、つしま九条の会、さや９条の会、甚目寺九条の会。二百四十人が参加し、熱気あふれる集いになりました。

　中日ドラゴンズ元代表取締役で、東京新聞元編集局長の佐藤毅さんと、愛知県内のテレビやラジオでおなじみの俳優、天野鎮雄さんが講演しました。

　「新聞記者は同じことを二度書いたら恥をかきますが、憲法を変えたらいけないというのは何度も言わなくてはならないと思っています」と切り出した佐藤さん。「環境の問題などは他の法律でもできる。いま憲法を変えないとできないことは一つだけ。海外に兵隊をだして人を殺すことです」と力をこめ、「明るい運動で、隣の人を味方に引き入れましょう」と語りかけました。

　天野さんは、自らの戦争体験や憲法九条の大切さを笑いを交え語りました。会場に呼びかけ、一緒に九条を朗読。参加者から「地域や職場でなかなか話すのは難しい」という意見がでると「まずは自分の信じるところをいきましょう。それが次の世代に役立つはず」と励ましました。

　津島市から参加した女性（８３）は、「九条が変えられようとしていることをもっと多くの人に知ってもらいたい」と感想を語りました。