2006年7月1日(土)「しんぶん赤旗」
パトリオット配備計画
撤回を求め決議
沖縄 嘉手納町議会が可決
在日米軍再編計画に伴う米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町、沖縄市、北谷町)への地対空ミサイル・パトリオット配備について、沖縄・嘉手納町議会は三十日、臨時議会を開き、「町民はこれ以上の基地負担増は絶対容認することはできない」などとして、配備計画の撤回を求める抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。
県内紙などの報道によれば、米国政府は再編協議のなかで、同基地や嘉手納弾薬庫地区にパトリオット二十四基を配備し、それに伴い約千五百人の兵員・家族を配置する計画を、日本政府に通告したとされています。
決議では、F15戦闘機の事故や即応訓練による深夜のサイレン、深夜早朝の戦闘機発進などさまざまな基地負担を強いられてきたと指摘。「(配備計画は)基地被害に苦しむ町民に対し、一層の基地負担をおいかぶせるだけでなく、嘉手納基地の機能をますます強化し、要さい化する以外の何ものでもない」として、配備計画の撤回を強く求めています。