2006年6月28日(水)「しんぶん赤旗」

ライブドア

被害弁護団が株主に説明会


 巨額の粉飾決算などで前社長の堀江貴文被告らが逮捕・起訴されたライブドア(LD社)事件で二十七日、ライブドア株主被害弁護団(団長・米川長平弁護士)が都内で原告説明会を開催、株主ら百二十五人が参加しました。弁護団は「個人株主は国の『証券市場の自由化』政策に誘導され、LD社のウソにだまされた被害者。裁判で損害の回復を図る」と指摘。

 弁護団は、粉飾などの虚偽情報の公表で、不当な高値で株を買わされたことが被害にあたるとしています。すでに六月、千六百人余の株主が堀江被告や宮内亮治前取締役ら元幹部とLD社など二十三人、三法人を相手取って損害賠償請求訴訟を起こしています(第一次提訴、請求額百一億円)。

 弁護団は、原告の平均被害額は五百八十三万円と説明。「政府は企業が株式市場で容易に資金調達ができるよう、個人投資家を市場に呼び込んだ。今回の被害者は、それに誘導されて、こつこつためてきたお金を投じた方々だ」とのべました。七月上旬に、約千二百人の原告で第二次提訴を予定。八月末をめどに第三次提訴を行う方針。


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