2006年6月27日(火)「しんぶん赤旗」

国民の信頼失った日銀総裁は辞任を

松井氏問題 民主のけじめ要求

市田書記局長


 日本共産党の市田忠義書記局長は二十六日、国会内で記者会見し、福井俊彦日銀総裁の村上ファンドへの投資問題について、「政府の規制改革・民間開放推進会議の議長が会長を務めるオリックス丸抱えの村上ファンドに一千万円の投資をし、もうけていた。これだけ国民の信頼を失っている人が、金融の総元締め役を引き続きやることは、ふさわしくない」とのべ、あらためて福井総裁の辞任を求めました。

 その上で市田氏は、民主党の松井孝治参院議員が村上ファンド関連会社から秘書給与の支払いを受け、松井氏自身が同ファンドへ出資し、政治献金を受けていた問題について言及。二十四日の野党四党党首会談で、日本共産党の志位和夫委員長が、民主党に対し、松井氏の問題で国民への説明責任を果たし、けじめをつけるべきだと提起し、小沢一郎代表が「対応を考えたい」と返答したことを指摘し、「その方向での対応がおこなわれることを求めたい」とのべました。


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