2006年6月26日(月)「しんぶん赤旗」

「朝日」特集

教育基本法審議 志位委員長の質問に注目

文科省のシナリオ狂った


 「朝日」二十五日付は先の通常国会での教育基本法改悪法案の審議を検証する特集を組みました。全体は「新鮮味はなかった」としながら、「意外にも劇的な展開を演出したのは小泉首相だった」として、福岡市の「愛国心通知表」をめぐる議論を紹介しています。

 小泉首相が「あえてこういう(愛国心の評価)項目をもたなくても良いのではないか」と答弁したことを紹介。これについて西原博史・早稲田大教授が「あれで、すでに学習指導要領に入っていた愛国心と、その評価の問題が注目されることになってしまい、『必要ない』と答えたことで、文科省のシナリオも狂ってしまった。今国会で唯一の建設的なやりとりでした」と分析しています。

 記事では名前は出てきませんが、論戦相手は日本共産党の志位和夫委員長(五月二十四日、衆院教育基本法特別委員会)。記事につけた写真も志位氏が資料として配布した福岡市の通知表を見る小泉首相の場面でした。

 一方で、民主党の質問に対し西原氏は「詰めるべきところを詰めていません。対案は出しても、与党案の問題点を追及する姿勢が弱かった」とのべています。


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