2006年6月24日(土)「しんぶん赤旗」

“最賃上げよ”座り込み 全労連など

時給700円では…


 「生活できる最低賃金を保障しろ」。各地の最低賃金の目安を決める中央最低賃金審議会の目安小委員会が始まった二十三日、東京・霞が関の厚生労働省前で、約三百人が最賃の大幅引き上げと公務員賃金の改善を求めて座り込みました。

 全労連と国民春闘共闘、東京春闘共闘が取り組んだもので、早朝の駅頭宣伝など終日行動しました。

 全労連の坂内三夫事務局長は、最高でも東京の時間額七百十四円という最賃水準について、「一時間働いて五百円玉ちょっとの値段でしかない」と批判。「格差社会のなか、すべての労働者が人間として当たり前の生活が保障される最低賃金の引き上げが必要だ」と訴えました。

 京都総評の辻昌秀副議長は「生活に必要な最低生計費を試算したところ、時間額で千百十二円となった」と紹介。生計費にもとづいて引き上げをおこなうべきだ、とのべました。


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