2006年6月17日(土)「しんぶん赤旗」

戦争協力しない

軍需産業の労働者集会


 三菱重工、石川島播磨重工など大手の軍需産業の労働者が「兵器生産の実態を知らせ」ようと十六日、「戦争に参加しない! 協力しない! 東京集会」を新宿区内で開きました。重工産業労働組合が主催したもの。

 防衛庁によると、テロ特措法にもとづくアフガン支援、イラク特措法にもとづくイラクへの自衛隊の「海外派兵」に伴って大手の軍需産業の技術者が艦艇や航空機、車両の保守整備に二〇〇二年七月から〇五年十二月まで、計十九回、五十七人が同行・派遣されています。

 この日、集会に先だって労働者らが防衛庁、国土交通、厚生労働両省に防衛の秘密保全に関する問題や労働の安全確保などを求める要請書を提出。午後六時から始まった集会には約百人が参加。

 ドキュメンタリー「軍需工場は、今」(日本電波ニュース社制作)を上映。このあと、フリージャーナリストの吉田敏浩氏が基調報告し、軍需産業で働く労働者らが特別報告をしました。

 集会に参加していた全日本造船機械労働組合三菱重工支部の久村信政書記長は「現場では戦争の準備が進んでいる。(明日にでも派遣されたら)弾が飛んでくる職場に行かなければならない。その実態を知らせていきたい」と話しました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp