2006年6月16日(金)「しんぶん赤旗」
米軍再編
移転押し付けやめよ
施設局に九州3県共産党
在日米軍再編「最終報告」、閣議決定を受け、福岡、宮崎、鹿児島の三県の日本共産党県委員会は春名なおあき参院比例候補、田村貴昭衆院比例候補とともに十五日、福岡防衛施設局に申し入れをおこないました。
申し入れでは、米軍の移転先とされた築城基地(福岡)、新田原基地(宮崎)、鹿屋基地(鹿児島)の地元住民、関係自治体、議会がそろって「断固反対」を表明していることを指摘。地元の声を無視しての再編計画押し付けに厳しく抗議し、再編計画を撤回し、米軍移転の三兆円負担を中止するよう求めました。
福岡施設局の柏谷篤宣施設企画課長は、「地元から厳しい意見をいただいていることは承知しているが、撤回する考えはない」とのべ、「今後、地元に具体的な説明をし、理解と協力をえたい」と繰り返しました。
党県委員会代表らは、「地元は一貫して反対の声を上げている。この声を聞く意思はないのか」「『地元の理解と協力』というが、撤回する意思がないのであれば、基地負担の押し付けでしかない」と主張。「自治体と住民の声を無視した強権的決定は、自治体と住民との矛盾をますます深める」と述べました。
申し入れには、馬場洋光党宮崎県書記長、槐島奉文党鹿児島県副委員長、篠田清党福岡県副委員長らが参加しました。