2006年6月16日(金)「しんぶん赤旗」
横須賀への原子力空母配備
母港化の永久化、危険性指摘
志位委員長
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日本共産党の志位和夫委員長は、十五日の記者会見で、神奈川県横須賀市の蒲谷亮一市長が、米海軍横須賀基地への原子力空母の配備を容認する考えを表明したことについて記者団に問われ、「絶対に反対だ。横須賀基地の空母母港化を永久化するという重大問題に加え、原子力空母の危険性も重大だ」とのべました。
志位氏は、一般の原子炉に比べても、軍艦に搭載する原子炉の危険性が高いことは専門家の間では常識だと指摘。狭い空間に原子炉が置かれ、戦闘機の離着陸など、絶えず振動にさらされ、さらに事故を誘発しやすい出力調整を頻繁に行わなければならないことなど危険性を指摘し、「母港化されると、一年の半分は横須賀に新型の原子力空母がいることになる。横須賀に危険な原発をつくることと同じだ。首都圏三千万人の国民の生命と安全を考えたら、絶対に認めるわけにはいかない」と強調しました。
その上で、七月九日に横須賀市で、首都圏規模の反対大集会を予定しているとのべ、「首都圏全体にかかわる大問題だ。集会には私も参加する。ぜひ、原子力空母の配備をくいとめていきたい」とのべました。