2006年6月9日(金)「しんぶん赤旗」

自殺対策法案成立へ

参院委で全会一致可決


 自殺対策を総合的に推進し、自殺の防止や親族などへの支援充実を目的とする自殺対策基本法案が八日の参院内閣委員会で委員長提案により全会一致で可決しました。参院本会議で可決した後、衆院に送付され、今国会で成立する見通しです。

 同法案は、自殺が個人的な問題としてだけでなく、背景にさまざまな社会的な要因があることをふまえ、自殺防止の社会的なとりくみが必要だとしています。このため国や地方自治体が自殺対策を策定、実施する責務を有し、事業主にも労働者の心の健康の保持を図るため必要な措置を講ずるよう定めています。

 また、内閣府に関係閣僚を委員とする自殺総合対策会議を設置するとしています。

 法案は超党派の「自殺防止対策を考える議員有志の会」が市民団体の要請を受け協議してきたもので、日本共産党の小池晃参院議員が幹事として法案策定に参加してきました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp