2006年6月5日(月)「しんぶん赤旗」
築城に米軍来るな
福岡県民集会 区長・婦人会も参加
周辺首長が連帯電
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「沖縄、全国に連帯して基地強化を跳ね返し、『日米合意』を撤回させよう」。航空自衛隊築城(ついき)基地への米軍移転に反対する県民大集会が四日、福岡県築上(ちくじょう)町で開かれました。県労連、県平和委員会、安保廃棄県実行委員会などでつくる実行委員会が主催。会場の築城支所広場には地元の区長や婦人会など千二百人を超える町民、県民がつめかけました。
「子どもたちの未来を守ろう」「戦闘機の爆音を持ち込むな」などの旗やプラカードが林立する会場。地元を代表して築上町議会基地対策特別委員会の辻上浩委員長があいさつ。
日本共産党からは赤嶺政賢衆院議員、仁比聡平参院議員、田村貴昭衆院比例候補が参加しました。赤嶺議員は、政府が「沖縄の負担軽減」を口実に米軍基地の本土移転を押し付けることを「沖縄をダシにするな」と厳しく批判。「米軍基地の日本からの撤去こそが沖縄の本当の負担軽減につながる」と力をこめました。
地域の青年、女性、労働者の代表がそろって米軍基地撤去、米軍移転反対を求めて決意を表明。行橋市に住む男性(36)は「食事中でも話し声をかき消す戦闘機の爆音を想像できますか。この苦しみを将来にわたって押し付けることには絶対反対」と怒りを込めました。
築城基地周辺の行橋市、築上町、みやこ町の首長も全員、連帯のメッセージを寄せ、宮崎県や大分県からも米軍基地強化に反対する市民団体の代表が駆け付けてあいさつしました。
集会では、日米合意の撤回、三兆円負担に反対する県民の意思を示す決議文を採択。築城基地までシュプレヒコールをあげながらデモ行進しました。