2006年6月1日(木)「しんぶん赤旗」

原水爆禁止06年世界大会

核兵器廃絶行動さらに

実行委総会で呼びかけ採択


 原水爆禁止二〇〇六年世界大会実行委員会は三十一日、東京都内で総会を開き、八月二日から広島、長崎両県で開く世界大会の内容について討議しました。


 運営委員会代表の高草木博氏は、今年の世界大会は、被爆六十年を迎えた昨年の大会成功を機に高まった、核兵器廃絶のための行動と共同を国内外でさらに高め、国際政治を核兵器廃絶の「実行」へと動かしていく大会だと強調。一月から開始した「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名のとりくみを世界大会に向けて飛躍させ、国連に五百万人の署名を届けようと呼びかけました。

 海外からは政府代表として、五月から非同盟諸国首脳会議の議長国となったキューバの大使館からの参加が決まっています。自治体では、インド・マハラシュトラ州の教育大臣や、南アフリカ共和国クワズルナタル市の教育担当官から参加希望の連絡が届いています。反核・平和団体では、フランス、スウェーデンが若者を中心に、それぞれ二十人の代表団を送る予定です。

 メーンテーマは「核兵器のない平和で公正な世界を」。サブテーマとして「すみやかな核兵器廃絶のための行動と共同」「平和の国際ルールと日本国憲法九条」「被爆・核被害の実相の普及、支援と連帯」の三つを掲げ、これらに沿って国際会議、世界大会、分科会の討議がおこなわれます。

 日程は、国際会議(広島)は八月二日から四日、世界大会・広島は四日から六日、世界大会・長崎は八、九の両日です。関連行事として、昨年から始まった「世界青年のつどい」は、広島で四日、長崎で八日に開催。「女性のつどい」を五日に開きます。

 総会では、世界大会の成功に全力をあげようとの呼びかけ文を採択しました。


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