2006年5月21日(日)「しんぶん赤旗」
原水爆禁止
四国大会が開幕
米艦入港目前 米軍再編を討論
第五十二回原水爆禁止四国大会(原水爆禁止四国ブロック協議会主催)が二十日、高知市の高知城ホールで開幕しました。二十三日から米海軍イージス艦「ラッセル」が高知県宿毛湾港に入港しようとしており、緊迫した情勢のもとでの大会になりました。
高知県原水協の和田忠明事務局長は「乗組員の休養を口実にしているがイージス艦の入港は、米軍再編によるもの。米軍基地の強化と危険な核ミサイル搭載可能駆逐艦の入港は許せない」と訴えました。
青年、女性など各県代表も登壇。愛媛からは、県原爆被害者の会が被爆体験集千部作成して普及した経験、徳島から平和ボランティアの高遠菜穂子さんを迎えて講演会を開き六百人で成功させた青年のピースアクションについて報告。香川では、非核宣言自治体が市町村合併のなかで減少するなか、この間二自治体で回復しました。
山口県平和委員会の久米慶典代表理事が「米軍再編成と四国の課題」と題して講演しました。
愛媛県原水協の代表が四国電力が推進する、プルサーマル計画の危険性と反対運動の緊急性を指摘。夫の原爆症認定を求め告発の準備をすすめる上杉二三子さん=高知県芸西村=が支援を訴えました。
日本共産党の春名なおあき参院比例候補が来賓あいさつしました。
大会は二十一日まで。