2006年5月18日(木)「しんぶん赤旗」

医療改悪法案

委員会で審議続行を

志位委員長 採決強行に抗議


 日本共産党の志位和夫委員長は十七日、医療改悪法案が衆院厚生労働委員会で強行採決されたことについて、国会内で記者団に問われ、「国民の前で尽くすべき審議をやらずに、与党が一方的に採決を強行したものであり、断固たる抗議をのべたい」ときびしく批判しました。

 志位氏は、同法案の内容について(1)高齢者を中心とする医療費の負担増とそれによる受診抑制(2)「混合診療」による保険のきかない医療の拡大で、国民皆保険制度が崩される―という法案の骨格にかかわる二つの重大問題を指摘。「私たちは、こんなことが通ったら、日本国民の健康、生活、いのちにとって深刻な事態がひきおこされると問題提起をしたが、まともな説明、認識がまったく示されていない」と批判しました。

 その上で、「強行は絶対に認めるわけにはいかない。法案を委員会に差し戻して、審議を続けることを強く求めたい」とのべました。


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