2006年5月13日(土)「しんぶん赤旗」

米軍新基地

V字滑走路で1.4倍化

沖縄・名護 180ヘクタールの8割埋め立て


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 日米両政府が米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に代えてキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に建設を狙う、V字形滑走路を持った新基地の総面積が百八十ヘクタールに上ることが十二日までに分かりました。東京ドーム約三十八個分の巨大基地で、当初の計画(昨年十月決定)の一・四倍にもなります。また、その約八割にあたる百四十ヘクタールが埋め立てになることも明らかになりました。

 防衛庁が日本共産党の赤嶺政賢衆院議員に説明しました。埋め立て部分には、国の天然記念物ジュゴンのエサ場となっている藻場も含まれており、自然豊かな海を大規模に埋め立て、破壊することになります。

 一日に日米の外交・軍事担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)が決定した在日米軍再編の「最終報告」は、普天間基地に代わるキャンプ・シュワブ沿岸部への新基地建設で、全長千八百メートルの滑走路二本をV字形に配置する計画(新沿岸案)を盛り込みました。同計画は、昨年十月の2プラス2で決定した滑走路一本の計画(沿岸案)を地元・名護市との協議を受けて変更したものです。

 防衛庁が赤嶺氏に説明したところによると、当初の沿岸案の総面積は百三十ヘクタールで、うち埋め立て部分を百ヘクタール、陸上部分を三十ヘクタールと想定していました。これに対し今回の新沿岸案はV字形の二本の滑走路を配置するため規模がいっそう巨大になり、総面積は五十ヘクタール拡大し、一・四倍になります。一九九六年のSACO(沖縄に関する日米特別行動委員会)合意に基づくキャンプ・シュワブ沖合の海上基地案(九十ヘクタール)に比べると、二倍の規模です。

 また、拡大面積のうち、埋め立て部分が四十ヘクタール、陸上部分が十ヘクタールとなり、埋め立て部分の割合が大きくなっています。


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