2006年5月9日(火)「しんぶん赤旗」

キャンプ座間

米軍司令部来ないで

31団体、「最終合意」に抗議


 米軍再編の「最終合意」に強く抗議し、基地返還を求めていきましょうと、神奈川県の「キャンプ座間周辺市民連絡会」は八日、座間、相模原両市の駅頭で、いっせい宣伝に取り組みました。

 三十一団体、八十四人が参加。九カ所で、二千二百枚のビラを手渡し、百二十六人分の署名を集めました。

 同日夜、相模原市の小田急相模原駅前では、五人で宣伝。雨模様でしたが、三百枚のビラが約一時間でなくなるなど、市民の関心と共感を呼びました。

 参加者は、ハンドマイクを握り、キャンプ座間(座間、相模原両市)に米軍の新司令部と自衛隊の中央即応集団司令部を新設することや、相模原市の相模総合補給廠(しょう)には、戦闘指揮訓練センターを新設し、相模原住宅地区に米軍住宅を増設することなどを示した「最終合意」を批判。「米軍と自衛隊が一体となって、アメリカの“殴り込み戦争”の根拠にしようという合意です。絶対に許されません」と訴えました。

 ビラを受け取った高齢の女性=同市麻溝台=は、「基地の強化は反対です。米軍の司令部がきたらこわいです。何かあったら巻き込まれます」と語りました。

 参加した同市の高田真理さん(55)は「教育基本法や憲法の改悪、消費税増税など、日本を戦争する国につくりかえる方向に向かっていることに不安を感じます。命をはってでも頑張ります」と話しました。

 いっせい宣伝には、日本共産党から、かわの幸司県議団長(相模原市選出)をはじめ、座間、相模原両市議団も参加しました。


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