2006年5月7日(日)「しんぶん赤旗」

国民平和大行進が出発

核兵器廃絶 憲法守ろう


 「核兵器をなくし、憲法を守ろう」と、被爆地の広島・長崎を目指す二〇〇六年国民平和大行進(主催・同行進中央実行委員会)が六日、東京・江東区の夢の島(東京―広島コース)、北海道・礼文島(北海道―東京コース)を出発しました。

 千人が参加した東京では、スピーカーを積んだトラックから平和のメッセージを込めたレゲエ(ラテン音楽)を流しながら青年たちが平和と核兵器廃絶を訴えました。

 出発集会では青年、宗教者、被爆者、通し行進者がリレートーク。

 七カ月の息子と初参加した舞台女優の有馬理恵さん(33)は、憲法九条を守る思いを平和行進を通じて地域から世界につなげていきたいと発言。

 カナダで開く世界平和フォーラムに参加する形岡七恵さん(23)は、「ねがい」を歌いながら憲法九条について世界の人と交流し平和の流れを前進させたいとのべました。

 日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳事務局長と被爆者、日本山妙法寺の武田隆雄氏、日本青年団協議会の水上智子常任理事らに続いて、通し行進者の高木博文(60)、箕輪幹夫(57)の両氏が決意表明しました。

 礼文島の出発式では、東京までの通し行進者の柴崎康夫さん(63)が、「みなさんの平和の思いをつないで、原水爆禁止世界大会を成功させたい」とあいさつしました。

 現地実行委員会の吉崎健一・宗谷教職員組合書記長は「教育基本法と憲法九条を改悪させないためにも、力いっぱい平和を訴えよう」と呼びかけました。行進コースの手配などに力を尽くしている礼文町議の堀内進さん(無所属)があいさつしました。


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