2006年5月2日(火)「しんぶん赤旗」
世界のメーデー
![]() (写真)1日、ニューデリーで開催されたメーデー集会の参加者(豊田栄光撮影) |
インド
外資開放に反対
【ニューデリー=豊田栄光】一日、インド労働組合センター(CITU)など主要ナショナルセンターが当地で合同メーデー集会を開催、約五千人が参加しました。
シン政権が進める小売業の外資開放や空港の民営化などを「国民の利益を損なう」として、反対運動の強化を呼びかけました。国際問題では、米軍のイラクからの即時撤退、イランへの経済制裁反対を訴えました。
中国
人民日報が社説
【北京=菊池敏也】中国共産党機関紙の人民日報は一日付で「労働に励み、素晴らしい生活を創造しよう」と題する社説を掲載し、メーデーを祝賀しました。
社説は、時代がどのように移り変わり、社会が発展しても、「誠心誠意、労働者階級に依拠する根本方針は揺らいではならない」と強調。また、労働者全体の素質を向上させ、「知識型、技術型、技能型、創造型」の隊列を築くことを重点課題として呼びかけました。
中国では、メーデーの集会やデモ行進はありません。五月一日から七連休です。この時期は、春の旅行シーズン。各地の観光地は観光客でにぎわいを見せます。
七連休となるのは、官公庁や大企業などが中心です。零細企業の労働者や出稼ぎ農民などは、十分に休みをとることができないのも現実です。


