2006年4月25日(火)「しんぶん赤旗」

最大政党・カディマ

労働党に接近

連立へ閣僚ポスト合意か

イスラエル


 【カイロ=松本眞志】イスラエルからの報道によると、イスラエルの最大政党カディマ(ヘブライ語で前進)が、連立政権形成に向けて労働党に接近していることが二十二日に明らかになりました。先週初め、カディマのオルメルト首相代行と労働党のペレツ党首が、非公式会談で閣僚ポストの配分について合意したとされます。


 三月の総選挙でカディマは百二十議席中二十九議席を獲得し最大政党となりましたが、任期の四年半の政権維持のため、十九議席を有する第二党の労働党の支持を求めていました。労働党関係筋によると、カディマは労働党に対し、国防、教育、農業関係を含む七つの閣僚ポストを約束したとされています。

 労働党は、月千ドル(約十一万六千円)の最低賃金の実現や全国民を対象にした基礎的年金の保証など、福祉や労働問題を重視した選挙運動を展開。国内問題でカディマとの相違を示し、前回第一党だったリクードが分裂と議席減で大後退するなか、第二党の位置を維持しました。

 選挙で争った両党の接近を可能にしたのは、パレスチナ問題での基本合意です。二〇一〇年までにパレスチナの合意なしにヨルダン川西岸地区でのパレスチナ側との境界線を一方的に画定するというカディマの主張に、労働党が原則的に同意しました。

 労働党のほか、宗教政党シャス、極右政党「わが家イスラエル」、ユダヤ教連合、年金党の四党が政権入りし、八十四議席の大連立政権となる見通しです。


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