2006年4月19日(水)「しんぶん赤旗」

「しんぶん赤旗」の配達はどうしているの?


 〈問い〉 「しんぶん赤旗」には一般新聞と同様の宅配があり、しかもそれは党員・支持者のボランティアで支えられていると聞き、驚いています。どれくらいの人たちが配達しているのですか。出勤前に配達している人もいますか。こういう仕組みはいつごろつくられたのですか?(東京・一読者)

 〈答え〉 「しんぶん赤旗」の配達・集金には党員をはじめ後援会員や支持者およそ13万人が参加しています。

 日刊紙は全国6カ所の工場で印刷され、トラック便で全国の日本共産党の事務所に届けられ、配達参加者は「一刻も早く読者に届け、出勤前に読んでもらおう」「遅くとも午前7時までに終えよう」と毎朝早起きしてがんばっています。配達体制は、週5〜6日を担当する専任配達員が中心だったり、数人で分担したり、さまざまです。顔ぶれも労働者、業者、主婦、青年学生などいろいろで、会社員は出勤前に配達しています。

 日本の商業新聞は早朝宅配が基本です。「しんぶん赤旗」はこれに太刀打ちするために力をつくしてきていますが、世界の共産党のなかで日本共産党のように毎朝の宅配をしている党はありません。今年1月開かれた日本共産党第24回大会に参加したアメリカ共産党の代表は、早朝配達に同行し、「『赤旗』が人々に支えられていることを実感」「このような規模で党員、支持者が毎朝配達する活動はとてもユニーク」と話していました。

 戦前、国民主権と侵略戦争反対を主張した日本共産党は、はげしい迫害を受けました。そのもとでも、1928年2月1日創刊の「赤旗」は、手から手へと渡されて読み継がれました。戦後、日本共産党は、ただちに「赤旗」を再刊(第1号は1945年10月、週刊で再刊、47年10月に日刊化)し、その後、アメリカ占領軍による発行停止などを経て、52年のメーデーを機に復刊し、今日に至っています。

 全国的に日刊紙の早朝の宅配が実現したのは、70年代初頭です。東京だけだった印刷工場が63年に九州、北海道、65年に大阪、74年には東北と名古屋につくられ、60年代後半から、都市部を中心に早朝の宅配への挑戦が開始されました。

 日曜版は59年3月、「おもしろく、ためになり」「未来に希望をもち、日々の生活に勇気をもてる」新聞をと、創刊されました。日曜版の配達・集金は全国2万数千の党支部が、宅配や職場での手渡しでおこなっており、若者からお年寄りまで多くの人たちが参加しています。

 真実を報道し、「権力を監視する」というジャーナリズム本来の役割をはたすため、今後も「しんぶん赤旗」の読者を広げ、配達・集金を支える輪を広げる努力を重ねていきたいと考えています。(山)

 〔2006・4・19(水)〕


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