2006年4月17日(月)「しんぶん赤旗」
核廃絶 速やかに
ネツト署名 地球規模
原水協の提唱に国際組織始める
日本原水協が提唱した、新しい国際署名「すみやかな核兵器の廃絶のために」(「すみやか署名」)がいま、地球規模のとりくみに広がりだしています。
核兵器廃絶をめざす国際ネットワーク「廃絶2000」が、この「すみやか署名」をホームページで取り上げ、世界でキャンペーンを始めました。九十を超える国ぐにの二千以上の団体がネットワークに参加しています。
「廃絶2000」は、同ホームページを日本原水協のホームページとリンクさせ、世界中からホームページ上で署名ができるようにしています。英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、韓国語の署名用紙もダウンロードできます。
「すみやか署名」は、世界十九カ国、四十四団体の賛同を得て、今年初めから始まっています。
日本原水協はこの間、自治体首長や各界の著名人をはじめ、多彩な人々から署名を得ています。
国際活動を通じても署名を訴えています。3・1ビキニデーに際しての日本原水協のマーシャル諸島への代表団(三月)は、現地で多数の署名を集め、ロンゲラップ環礁自治体のジェームズ・マタヨシ首長も署名しています。フランスなどでの国際会議(三月)でも積極的に呼びかけ、ジョン・バローズ全米核政策法律家委員会理事長やジャッキー・カバソ「廃絶2000」全米コーディネーター、アラン・ウエア反核法律家協会顧問の各氏ら著名なNGO(非政府組織)関係者がサインしています。
日本原水協は、今秋の国連総会に五百万人の署名を提出しようと運動を強めています。
「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名 日本原水協が二〇〇五年末に国内外の反核団体、著名な個人に提唱した国際署名。国連と、核保有国をはじめ、すべての政府に核兵器の全面禁止・廃絶の国際協定実現に向け、速やかな協議の開始を求めています。