2006年4月15日(土)「しんぶん赤旗」

春闘勝利・悪法阻止へ中央行動

2千人集う


 「もうひとつの日本をつくろう」。全労連と国民春闘共闘委員会は十四日、後半戦の春闘勝利、医療改悪法案や行政改革推進法案など悪法阻止をめざす中央行動をおこないました。約二千人が参加し、国会前での座り込みや議員要請、集会、銀座パレードをしました。

 国会前に座り込んだJMIU(全日本金属情報機器労組)エヌシーアール支部の松浦考委員長(56)。「二千円上積みの回答ですが、派遣労働者の時給引き上げを求めています。低賃金で出入りが激しく技術の蓄積も困難です」と話します。

 山口県高教組の船岩充副委員長(48)は「人間の発達を保障するのが教育の使命。その教育基本法に愛国心を盛り込むのは間違いです。しかも米軍基地を押しつけておいて愛国心を語る資格もない」と語りました。

 公務労組連絡会との共催で日比谷野外音楽堂で開いた中央総決起集会では、この日で全県を回った全国縦断キャラバンの報告もおこなわれました。

 あいさつした全労連の熊谷金道議長は「国民に愛情を持てない政府が教育基本法を改悪して愛国心を押しつける。絶対に許せない」と批判。「将来に希望の持てる平和な日本に向け、『もうひとつの日本』をつくる運動を大きく広げよう」と訴えました。

 日本共産党の井上哲士参院議員が連帯あいさつしました。


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