2006年4月9日(日)「しんぶん赤旗」
町民一丸 米軍来るな
宮崎・新富町
1万8000人の町 1200人が結集
「米軍は、新田原に来るな!」。八日、宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地への米軍移転訓練に反対して町民集会が開かれ、人口一万八千人の町で、千二百人の町民が参加しました。新富町区長会(関浩志会長、六十二地区)が主催したものです。
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会場は、事前の申し合わせで「あくまで町民の大会だ」として、プラカード、鉢巻きはなく、静かで整然としています。自衛隊とは共存共栄してきた町ですが、「絶対に米軍には来てほしくない」という町民の熱い思いがあふれました。
新富町区長会の関会長は、米軍再編での日米協議で最終報告が出る前に開いた集会の意義を強調し、「この集会が米軍使用に反対する抗議、要請の力になる」と高らかに宣言しました。
土屋良文町長は「町民が本当に心配している騒音、治安の問題が払しょくされなければならない。町民の生命と財産を守るのが一番の責務だ」とのべ、倉永公交議長は「国防の重要性は理解できるが、われわれの受けている騒音はもう限界だ。米軍再編によって、騒音はもちろん事故、犯罪が発生することが考えられる。町民の安心、安全のためにがんばる」とあいさつしました。
日本共産党の吉田貴行町議をふくむ町議一同が壇上に並ぶなか、比江島義秋副議長が三月で可決した議会決議を報告しました。