2006年4月7日(金)「しんぶん赤旗」

座間市との約束違反

緒方議員 陸自司令部設置を批判

　日本共産党の緒方靖夫議員は六日の参院外交防衛委員会で、在日米軍再編で日米両政府が計画しているキャンプ座間（神奈川県座間市、相模原市）への陸上自衛隊中央即応集団司令部設置について、横浜防衛施設局が座間市に対し「基地縮小について最大限の努力をする」と約束した覚書（一九七一年）に反していると批判しました。

　額賀長官は「覚書をふまえてやってきている」と述べながらも、司令部の設置場所が同基地の相模原市域だとし、「覚書に（反していると）結びつくものではない」と開き直りました。

　緒方氏は「覚書は（相模原市域を含む）キャンプ座間全体について交わされたものだ」と反論。「基地に長年我慢させられてきた地元自治体に、約束通りに縮小に努力せず、地元合意なしに強化を押しつけることは到底容認できない」と批判しました。