2006年4月4日(火)「しんぶん赤旗」
新基地パンフ回収せよ
沖縄 防衛施設局に党県委
防衛庁が米軍キャンプ・シュワブ(沖縄県名護市)沿岸域への新基地建設に関するパンフレットを名護市内で全戸配布している問題で、日本共産党沖縄県委員会(赤嶺政賢委員長)は三日、那覇防衛施設局を訪ねて、パンフ配布に抗議し、直ちに回収するよう求めました。
要請には、党県委員会の前田政明副委員長(県議)、古堅宗嘉書記長、嘉陽宗儀県議、具志堅徹名護市議候補(前市議)らが参加。施設局側は中素明施設調整官らが対応しました。
前田副委員長は「パンフは新基地建設に反対する県民多数の世論をゆがめる一方的なものだ」と指摘。古堅書記長は「防衛庁のやり方は嫌がっている人の口を無理やりこじ開けてごり押しするもの。国は民主主義さえ守ることができないのか」と厳しく批判しました。
嘉陽県議は「新基地を押し付けて、地元と『協議』するというのは県民をだますものでしかない。こんなやり方は県民の猛反発を受け、新基地は絶対につくることはできない」と強調しました。
パンフの配布について中調整官は「安全保障に関する国の施策を知ってもらうことは大事だ」「回収する考えは毛頭ない」と居直りました。