2006年3月29日(水)「しんぶん赤旗」

来月14日に春闘全国行動

全労連、「悪法阻止」でも全力


 全労連の坂内三夫事務局長は二十八日、東京都内で記者会見し、四月十四日の全国統一行動を春闘決着のヤマ場に位置付けてたたかうとのべました。二十三、二十四の両日に開いた全労連幹事会で確認されました。

 坂内氏は、トヨタの千円など大手企業の低額・先送り回答が「春闘相場に否定的影響を及ぼしている」とのべ、春闘後半戦では中小やパートの賃上げに全力をあげ、最低賃金の引き上げをめざす取り組みも持続的に追求すると表明しました。

 十四日は(1)全労働者の賃上げ(2)パート時間給の改善(3)企業内最低賃金協定の締結―を掲げてストライキや集会を配置。医療改悪法案や憲法改悪の国民投票法案など悪法阻止へ大規模な国会座り込みや集会も実施します。

 金融、商業、福祉、タクシーなどの産別では、四月二十六日に統一行動を構えて回答引き出しや上積みをめざします。

 小泉「小さな政府」路線に抗して安心・安全の「もうひとつの日本」をめざす運動について、現在取り組んでいる全国キャラバンに続いて金融、郵政、タクシー問題でのシンポジウムなどで世論と共同を広げていくと強調しました。

 また、政府と連合の政労協議で公務員の労働基本権問題の協議がおこなわれることにふれ、労働組合全体の意見を踏まえて対応するよう求めていきたいとのべました。


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