2006年3月29日(水)「しんぶん赤旗」

米軍経費の直接負担額累積

6兆4400億円+3億2000万ドル

日本政府


 外務省の河相周夫北米局長は二十八日の参院外交防衛委員会で、これまでに日本政府が米軍に直接支払った経費負担額は五費目で約六兆四千四百億円プラス三億二千万ドル(当時のレートで約千百五十二億円)に達することを明らかにしました。

 日本共産党の緒方靖夫議員に答えたもの。

 同局長によると、費目の内訳は、(1)関東地方の米空軍基地を横田基地(東京都)に統合した「関東計画」(2)沖縄返還協定にもとづく沖縄返還経費(3)湾岸戦争の経費(資金、物資)(4)SACO(沖縄に関する特別行動委員会)関連経費(5)米軍駐留経費(思いやり予算)――です。(表)

 このうち、米軍駐留経費について、河相局長は二月、日本共産党の笠井亮衆院議員に対して、自治体への基地交付金などを含めると十二兆九千六百億円にのぼることを明らかにしています。

 三兆円とも言われる米軍再編経費が加われば、米軍への直接負担額の費目がさらに追加されることになります。

表

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