2006年3月17日(金)「しんぶん赤旗」

米軍再編の日本側負担

軍事費とは別枠で 民主

手を組んでやりたい 防衛長官


 三兆円を超すとも報じられている在日米軍再編の日本側経費負担――。この問題で、民主党の長島昭久議員は十六日の衆院安保委員会で「三兆円もの経費を防衛予算から捻出(ねんしゅつ)すれば、正面装備も削られる。これは防衛費から出すのではなく、別枠で予算を組む必要がある」と求めました。

 額賀福志郎防衛庁長官は「これ以上、装備等の予算を減らすわけにはいかない。(在日米軍再編は)政府をあげて取り組むべき問題。防衛予算とは別にやるべきだ」と述べ、長島氏の主張に賛意を表明しました。すでに軍事費は、二〇〇六年度政府予算案で、四兆八千百三十九億円に達しています。その削減を恐れ、これとは別に再編経費を計上すれば、在日米軍再編の日本側負担が歯止めなく膨らむのは必至です。

 長島氏の提案に額賀長官は「長島さんと手を組んでしっかり話し合いができると思っている」と答えました。


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