2006年3月17日(金)「しんぶん赤旗」
グアム移転
狙いは海兵隊強化
志位委員長 日本負担は無法
日本共産党の志位和夫委員長は、十六日の記者会見で、在日米軍再編で沖縄海兵隊のグアムへの移転費用を日本が負担する問題について、「世界にも歴史上も類のない異常で無法な支出だ」とあらためて指摘した上で、「沖縄の負担軽減」を口実に米側が費用負担を求め、日本政府もこれに同調していることについて、「まったくの誤りだ」と批判しました。
志位氏は、今度の計画で海兵隊の司令部はグアムに移るが、事故と犯罪を起こしている実戦部隊はまるまる沖縄に残る事実を指摘。さらに、グアム移転の目的が、グアム、沖縄、ハワイでの海兵隊の一体的な運用で海兵隊の機能強化をはかることにあることをあげ、「移転の目的は、『沖縄県民の負担軽減』ではなく、海兵隊の機能強化だ。そのために金を出すのはまったく道理がたたない話だ」と批判しました。