2006年3月14日(火)「しんぶん赤旗」

米艦載機

岩国への移転撤回を

参院予算委 吉川議員、政府に要求


 日本共産党の吉川春子議員は十三日、参院予算委員会で、空母艦載機受け入れの是非を問う山口県岩国市の住民投票で反対が多数となったことにふれ、岩国への移転計画を撤回するよう求めました。

 十二日に投開票された住民投票では、約九割、四万三千人が反対に投票し、反対票が有権者の半数を越えました。

 吉川議員は「住民の反対の意思が明確になった。政府は民意を尊重し計画を撤回するのが民主主義だ」と求めました。

 額賀福志郎防衛庁長官は「地域の負担を最小限にするとともに、日本全体の防衛基盤を崩さないことが大事。今後とも岩国市民、基地のある市町村に納得してもらえるよう話し合いをしたい」と答え、移転計画を変更する考えはないとの認識を示しました。

 吉川議員は「(投票結果は)市民の良識が鮮やかに示された歴史的な勝利だ。地元合意を得なくてもいいという考えを改めよ」と迫りました。


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